khtatuのTV&映画ブログ

TVドラマ感想他

2012年10月期テレビドラマベスト5

1.NHK大河ドラマ平清盛
最終回に近くなるにつれて、回想シーンや、清盛の思いなどがフラッシュバックのように現れ、大河らしい流れになったような。その分濃く、ある意味わかりにくく、もたれるのかもしれない。
でもやはり終盤に来るに従って、松山ケンイチさんや、松田翔太さん、若いですが、なりきった演技は抜群と思います。
まあその分、重たいわけで、一般的にはなじみの薄い時代ということなのか。

もう一つは頼朝の語りというちょっと屈折した設定というのがどうなのかな、壇ノ浦までいや義経の最後まで語られるという作り。平安時代の最後まで語ろうということなのでしょうか、ここらが微妙なのだと思います。

まあそれなら清盛と頼朝との生涯を対比して描くという方法もあったように思うのですが。シチュエーションは違いますが過去の「元禄太平記」(柳沢吉保大石内蔵助)のように・・・。
視聴率は悪いのですが、まあなかなかの作品であることは確か(特に後半、前半はちょっともうひとつだったかも。)

2.CX「遅咲きのヒマワリ」
なんだか地域発信のNHK地方局のドラマのようですが、やはり民放制作なのか、結局もう一つ地域の問題の掘り起こしが甘いのかなー。
予定調和というか、ストーリーとしてはもう少し続く話のような気がします。それぞれ細かく見ればいい話もあるんだけど。

3.ゴーイングマイホーム
さすが映像は綺麗ですし、雰囲気も好いのですが。
何を言いたいのかよくわからない。エコロジーっぽい感じもしますし、ファンタジーも感じるのですが、どの意味合いも強くなく。なんだかな・・・ということになってしまう。
個人的には最終回の葬式のシーンが長いのはそんなに違和感はないのですが、まあいい気持ちはしませんけどね、つい最近も体験したばかりですし。このシーンを長くした意図はよくわかりません。
全体的には淡々とした流れにしたいということなのでしょうか。起こった事件と言えばおじいさんのことかな、でもこれは散々フラグもたっていたことですし。
クーナは現れたような、いないような。
坪井家の家庭の感じはよく描かれていたような気はしますが・・・。これはドラマなのかという気もします。