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NHK朝ドラ「カーネーション」

カーネーション終わりました。やはり2月までと、主役の変わった3月ではお話は断絶していました。

いきなり10年以上も主人公は年をとり、脇役も娘さんを除いてすべて変更されてしまいました。

結局3月のお話は、晩年の成功と人生の終了の話。後、お孫さんがやはりファッションの仕事を目指す流れを描くあたり。単独で見ていればそれなりに面白かったと思いますが、どうしても2月までの尾野真千子さんが出ているあたりのエピとは違う。近所の人、仕事上の知人、従業員の人、無論娘さんともうまく話は流れていい感じになっていたのです。

脚本の渡辺あやさんへの公式ホームページのインタビューでは生涯を書くつもりということで晩年のエピは欠かせないという趣旨のことをおっしゃっていますが、それにしてはどうもお話が貧しいというのか。

2月の終了あたりの話はそれまでの流れのまとめをしているような感じで、途中で設定が変わった中での脚本家の残念な感じが伝わって来るというのはうがった見方なのでしょうか。

最終週では、亡くなった後の自身の朝ドラの実現のあたり、元気な時の振りもありましたが、ラストで病院で夏と思われる患者が(説明はありませんが)カーネーション第1回の画面を見るあたり、つなげてゆく流れにしたいようなのですが、結局尾野s弾の懐かしさを覚えるだけでどうも取ってつけた感じがしてしまう。

なんだか2月までのいいドラマの感じが薄れてゆくようで残念なんですがね。

優秀な作ではありますが。