最終回はやはり従軍看護婦の話。
そして民間女性初めての勲章か、戦争シーンは日清戦争のみか、そして軍国主義的な方向性が見える日本。
八重さんの話、会津戦争後の譲との邂逅や、教育者として生きていく流れ。生き方の転換を迫られる気持ちの変化は十分に描けてはいないんじゃないだろうか。
微妙さが最後まで残っとけれどもあるいはこれがリアルなのかもしれない。
後半は同志社設立までの流れ、そして覚馬の嫁、時栄の不倫話、娘の久栄の徳富蘆花との悲恋など、史実が流れて行って、まあここらは大河の特徴なのだが、八重の人生そのものは充分に描けてないのでは。
後半はエピが少ないので、前半の会津戦争までが主になったのはしょうがないのかな。
ここでも政治的動きが、特に容保の京都守護職就任以後は八重の出番は少なくなったわけで、
興味深くはあるものの、ドラマ的な盛り上がりはやはり薄目というか地味なのでは。
綾瀬はるかさんは頑張ったと思いますが。